NBA特集!オフェンス最強チームにはディフェンスで対抗する!

プレーオフ戦で、ミルウォーキー・バックスはかろうじて生き残っています。

ブルックリン・ネッツとのイースタン・カンファレンス準決勝シリーズでは、すでに2-0で敗れており、木曜日の夜にフィザーヴ・フォーラムで行われた第3戦では、残り83秒でケビン・デュラントの3ポイントが決まって3点差となっていましたが、バックスは最後の6ポイントを獲得して86-83で勝利し、ベスト・オブ・セブンの対戦が実現しました。

残り11.3秒で勝利を決定づけるレイアップを決めたバックスのガード、ジュルー・ホリデーは、このシリーズでは今後、ディフェンス面で勝利を重ねるために、醜い状況を作り続けることも厭わないと語っています。

一方、ホリデーはこのようにコメント。「何よりもまず、ディフェンスです。ディフェンスが試合を制し、チャンピオンシップはディフェンスで勝ち取るものです。残り2秒の時点でストップできたことは、自分にとって大きな意味があります。相手に83点を取られた場面でのプレイこそ、自分たちのやりたいディフェンスのスタイルだと思っています。」

「失敗するときは失敗しますよ。いざとなれば、誰に対してもアグレッシブでありたいと思っていてもね。」

ブルックリンでの最初の2試合でネッツがバックスを圧倒した後、シリーズはミルウォーキーに戻ってきましたが、ホストチームが今回の試合のトーンを変えようとしていることは最初から明らかでした。デュラントのカバーに徹したP.J.タッカー率いるバックスは、両サイドから積極的に攻め、30-11とリードを広げましたが、ブルックリンが残り36分で56点を奪い、試合は振り出しに。

結果的には、難しいディフェンスが続き、両チームともに得点しない時間が長くなるなど、2020年代というよりも1990年代のような試合になってしまいました。

ミルウォーキーにとって重要だったのは、30得点を挙げたものの、フィールドから11対28でしかシュートを打てなかったデュラントが、試合終了のブザーが鳴ったときに最後のシュートをリムの裏に当てたことで、バックスは日曜日に行われる第4戦で、シリーズを2勝利ずつでタイになるチャンスを得ました。

45分で22得点を記録したカイリー・アービングはこう語ります。「とにかくシュートです。アグレッシブに攻められて、壁を背にして、切り抜けなければなりませんでした。試合の残り時間、追い詰められて、自分たちのバスケをしていましたが、その後、相手が大きなタイムリーなバスケットを決め、大きく点数を許してしまいました。…

…しかし、最後の最後でチャンスがありました。まさに守るに守る試合でしたね。どちらのチームも全力で戦っているからこそ、古き良き時代のプレーオフ試合になったのでしょう。」

ポストシーズンの試合では、スタイルポイントには何の価値もありませんが、この試合ではスタイルポイントがあまりなかったので、それは良いことだと言えるでしょう。

結局、どちらのチームもシュートが決まらず、チャンスを作れないまま、緊迫したプレーオフ試合となってしまいました。